※画像はAI生成によるイメージです。
複勝ネキ
うちGI6勝と成績だけみれば超名馬です。
足跡を細かく見ていくと面白い奇行や伝説を数多く残しており、2015年に引退したにもかかわらず、現在も新規のファンを増やし続けています。
- 父:ステイゴールド
- 母:ポイントフラッグ
Contents
ゴールドシップの面白い奇行・伝説まとめ
ゴルシワープの皐月賞
牡馬クラシック初戦の皐月賞に出走したゴールドシップ(単勝4番人気)
序盤はシンガリを走っていたゴールドシップでしたが、第3コーナーでスパートを仕掛けます。
前方の馬達は荒れた内側のコースを避けて外に回す中、ゴールドシップはがら空きの内ラチ沿いをパワフルに駆け抜けます。
一気に3番手まで駆け上がった姿はまるでワープしたように見え、「ゴルシワープ」と呼ばれるようになりました。
ベロを出して走った菊花賞
クラシック2冠がかかった菊花賞で、最終コーナーを回りゴールまであと僅かという大事な局面で、ゴールドシップはまるで後続馬を挑発するかの如く、突如ベロを出しながら走っていました。
2着のスカイディグニティもこれをガン見しているようにも見えましたw
ゴールドシップと言えば、引退後の検査とは競走馬と思えないほど綺麗な健康体だったことから、「ずっと本気で走っていなかったのでは?」と噂されています。
お願いですから走ってください
2014年宝塚記念。
単勝2.7倍一番人気に支持されたゴールドシップ。
鞍上は初コンビを組んだベテラン横山典弘。
「まともに走ってくれればすごい能力がある」と評価していたノリさんは、「お願いですから走ってください」とお願いしながらレースを進めたと話しています。
ゴールドシップの気分に任せて騎乗した結果、先行し見事1位でゴール(通過4-3-4-4)
上がり最速35.2でゴルシの実力をまざまざと見せつけました。
120億円事件の宝塚記念
2015年の宝塚記念に出走したゴールドシップ。
単勝1.9倍という圧倒的1番人気に選ばれ、ファンの期待が高まります。
ゲートが開いた瞬間に、まさかの立ち上がり…。
大きく出遅れたゴールドシップはまさかのブービー賞(最下位は16着のアドマイヤスピカ)
ゴールドシップ絡みの馬券に約117億円が投じられたと言われており、スタート直後に馬券が紙くずと化しました。
このことから「ゴールドシップの120億事件」と呼ばれるようになりました。
トーセンジョーダンが嫌い
ゴールドシップは先輩であるトーセンジョーダンをとにかく嫌っていたそうです。
一説によると、ゴールドシップが厩舎にやってきた頃、ボス馬だったトーセンジョーダンがゴールドシップに威嚇した結果、ケンカを売られたと思ったゴールドシップが根に持ち、見つける度に蹴りに行っていたようです。
須貝調教師が嫌い
ゴールドシップは須貝調教師のことを嫌っていると言われています。
2012年有馬記念を制した際、須貝調教師は表彰式でゴールドシップの鼻にキスをしますが、露骨に嫌がっている表情を見せています。
その時の写真は「目が死んでいる」と話題になりましたw
せっかくのお誕生日なので、勝利のお祝いのキスを須貝調教師からされて、死んだ目になってるゴールドシップの画像を貼っておきますね。 pic.twitter.com/4H2BHicVNB
— 来福堂 (@KihoRaifuku) March 6, 2021
今浪さんを置き去り
ゴールドシップは気性が荒く、基本的に人に心を開きませんが、担当厩務員の今浪さんのことは大好き。
今浪さんに撫でられたゴールドシップの顔はデレデレで、とても微笑ましく思えます。
しかし、2014年凱旋門賞に出走するためにフランスでの調教後に事件が起きます。
滞在先の小林智厩舎からシャンティイ競馬場までは徒歩40分かかる道のり。
横山典弘騎手を背に、今浪さんが後を歩きながら返っている最中、ご機嫌なゴールドシップは突然スピードを上げて走っていきます。
あっという間に姿が見えなくなり、今浪さんは1人森に取り残されてしまいますw
迷子になってしまった今浪さんですが、「来た道をずっと伝わって帰れたからよかった」「明るい方に出ていけばいつか帰れることがわかった」と語っていますw
ウキウキのフランス旅行
同じく2014年凱旋門。
仲の良いジャスタウェイと今浪さんとフランスに来たことでウッキウキのゴールドシップ。
入場時は勝手に列を離れ観客へ欽ちゃん走り愛想を振りまき、派手なファンサービスを行います。
肝心のレースは14着の惨敗。
この結果もあり、この遠征は「ジャスタウェイとのフランス旅行」とネタにされていますw
紳士的な種付け
暴君のような暴れっぷりだった現役時代とは対照的に、種牡馬となったゴールドシップな紳士的な種付けを行っています。
どの馬でも選り好みせず、テクニシャンで平均5分とかからずスピーディーに行うため、惚れてしまう牝馬もいるとか。
受胎率は脅威の4年連続90%超え。
サラブレッドの受胎率は約70と言われているので、ゴールドシップの受胎率がいかに高いかがわかります。
まとめ
ゴールドシップの奇行・伝説をご紹介しました。
ユーバーレーベンやマイネルグロンなど、G1を制した産駒もいるので、今後はゴールドシップの血を受け継いだ産駒の情報も公開できたと考えています。