ラニがやばい!馬が嫌い?数々の伝説をご紹介

複勝ネキ

数々の伝説を残すラニをご紹介します。

ラニの意味・由来

ラニはハワイ語で「天国」や「天空」を意味します。

天空まで突き抜けるような走りを願って名付けられたのかもしれません。

ラニの血統

ラニの血統

出典:net競馬

ラニは父Tapitと母ヘヴンリーロマンスの間に生まれました。

父tapitは北米リーディングファーストクロップサイヤー、北米リーディング2歳サイヤーに輝いた大種牡馬。

母ヘヴンリーロマンスは天皇賞・秋を制したG1馬です。

父Tapit産駒はラニの他に、2012年フェブラリーSを制したテスタマッタや、ブリーダーズゴールドを制したラビットラン、UAEダービー3着のゴールデンバローズなどがいます。

ラニの競走成績

ラニの通算成績は17戦3勝。

獲得賞金は3,128万円(中央)です。

ラニの勝ち鞍
日付レース名人気着順
2016年3月26日UAEダービー41
2015年11月28日カトレア賞31
2015年11月22日2歳未勝利11

2015年9月13日2歳新馬でデビュー。

最初は芝2000でデビューしますが、2戦目からダートに転向し、3戦目で初勝利を挙げます。

2016年3月26日のUAEダービーでは、日本調教馬として初優勝を成し遂げる快挙。

UAEダービー後は、アメリカクラシック三冠(ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントS)の全てに出走しました。

ラニのやばい伝説

アメリカクラシック三冠レースの全てに出走

前述でもご紹介しましたが、ラニはアメリカクラシック三冠レースの全てに出走しています。

  • ケンタッキーダービー(ダート2000m)
  • プリークネスS(ダート1900m)
  • ベルモントS(ダート2400m)

今まで三冠レースに挑戦した日本馬はおらず、ラニが初めての挑戦になりました。

デビューできないかもしれない

ラニは陣営がオーナーに「デビューできないかもしれない」と伝えたほどの気性難。

入厩して1週間でトレセン内でやばいのが来たと話題になったらしいw

馬嫌いのクレイジーホース

ラニは馬嫌いで有名。

いざ他の馬が近寄ってきたら、馬っ気を出して襲い出す始末。

威嚇、蹴り、噛みつきなどは当たり前。

  • ドバイ遠征前の出国検疫厩舎が一緒だったホッコータルマエに吠えて脅す
  • アメリカ二冠馬のカリフォルニアクロームを威嚇し後退りさせる

先輩でもかまわずケンカを売りますw

その暴れっぷりからアメリカでは「ゴジラ」や「クレイジホース」という異名が与えられました。

また、外見がゴールドシップに似ていることから、「砂のゴールドシップ」とも呼ばれています。

複勝ネキ

最終コーナーでまくって直線で先頭に立つというレース運びもゴールドシップに似ているね

ラチを破壊し脱出

メイダン競馬場で暴れたラニは、ラチに跨って動けなくなりますが、ラチを破壊して脱出していますw

ちなみにラニ産駒のヘヴンズタイムも外ラチを破壊しており、YouTubeでその様子を確認できます。

連闘初長距離輸送でプラス体重

未勝利から連闘で東京に遠征したラニ。

連闘かつ初の長距離輸送なので、体重が減ることが予想できますが、ラニはプラス体重でした。

しかもきっちり連勝しましたw

種牡馬入り後は気性難が改善

気性難で数々の伝説を残すラニですが、種牡馬入り後は嘘のように気性難が改善されます。

人に触れられても動じないどころか、アロースタッドでは下唇をゆるんと開けてリラックスする姿も目撃されています。

ラニの産駒

ラニの産駒では、父と同じくUAEダービーを制したデルマソトガケや、リヤドダートスプリントを制したリメイクが有名です。

複勝ネキ

ラニの気性の激しさが産駒には闘争心として受け継がれているよ