世界のパンサラッサに令和のツインターボは失礼?

世界のパンサラッサに令和のツインターボは失礼?

複勝ネキ

大逃げが印象的なパンサラッサについてご紹介します。

パンサラッサの競走成績

パンサラッサは2019年9月21日の2歳新馬でデビューし、3戦目の2歳未勝利で初勝利しました。

2020年6月20日に3歳以上1勝クラスで2勝目をあげてからは、2着を3回取るものの8連敗。

2021年11月14日の福島記念(G3)で18戦目にして初めて重賞を制します。

むかえた2022年3月26日に開催されたドバイターフ(G1)では、2番人気に支持されたパンサラッサはタメ逃げの形を取り、直線に入っても脚色が鈍りません。

このまま勝つと思われた矢先、昨年の覇者ロードノースが猛追。

肉眼では判別できないほどの大接戦になりましたが、長い写真判定の結果、同着でドバイターフを制します。

そして、2023年2月25日に開催されたサウジC(G1)でも序盤から逃げ、最後まで持ったまま優勝します。

日本国内のG1勝利はないものの、海外では4戦2勝という好成績を残し、芝でもダートでも逃げて粘る姿が印象的でした。

※残りの2戦は2022年香港Cと2023年ドバイワールドC

複勝ネキ

大逃げを打つその姿は競馬ファンに大きな衝撃を与えたよ

パンサラッサの血統

パンサラッサの血統

出典:net競馬

パンサラッサはスプリンターズSや香港スプリント、高松宮記念、安田記念などG1を6勝した父ロードカナロアと、生涯成績7戦0勝の母ミスペンバリーの間に生まれました。

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同期には同じ矢作厩舎所属で無敗三冠馬のコントレイルがいるよ

世界のパンサラッサに令和のツインターボは失礼?

パンサラッサが出走した2022年第166回天皇賞・秋。

単勝オッズ22.8倍の7番人気パンサラッサは序盤から大逃げを打ちます。

そこで生まれた実況が「令和のツインターボが逃げに逃げまくっている!!」でした。

残り600mを過ぎてもリードが10馬身ほどあったものの、直線で猛追してきたイクイノックスに差し切られ結果は2着。

ツインターボは1991年3月2日にデビューし、七夕賞(G3)やオールカマー(当時G3)を制しました。

デビューから一貫して大逃げを打つツインターボは、大半のレースで後半にバテて後続にのみ込まれたましたが、大逃げがハマった時の爽快な勝ち方に多くの競馬ファンが魅了されました。

大逃げという共通点から「令和のツインターボ」という異名がついたパンサラッサ。

しかし、ここで「令和のツインターボはパンサラッサに失礼ではないか?」という意見が飛び交います。

ウマ娘の話はさておき、「パンサラッサは海外G1を2勝しているから0勝のツインターボとは格が違うし失礼」という意見が多くあります。

また、このレースの1000mの通過タイムが1998年にサイレンススズカが記録した57秒4と同じだったことから、「せめて令和のサイレンススズカと言ってほしかった」「鞍上が武豊なんだからサイレンススズカでしょ」という声もチラホラあります。

パンサラッサはペース次第で様々な逃げができることから、ツインターボやサイレンススズカよりも器用という意見もありました。

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大逃げを打つ馬は「◯◯のツインターボ」と呼ばれがち
ジャックドールも「令和のサイレンススズカ」と呼ばれているよ